雨上がり／レミオロメン

2003年、1ｓｔシングル。

どこかでＰＶ観たのがきっかけでした。当時流行っていた音楽に比べるとちょっと古めのメロディで、グッと引き込まれました。ヒップホップやR&Bが台頭しだしていた頃、王道！って感じのバンドサウンドがやけに嬉しかったのを思い出します。メジャーデビュー曲だった為かその後あちこちで耳にすることになり、先発のアルバム「フェスタ」とともにこのシングルも買いました。
歌詞はいたって日常で、そして少しノスタルジック。「いつからか好きになってたコーヒー」という歌詞にとっても共感しましたっけ。いやまあ、実際私は昔からコーヒー好きだったんですけど、そういうことじゃなくこのニュアンスが、大人になっていくこの少し切ない感じが、端的なフレーズで上手く表現している事に非常に共感を覚えたのです。それはコーヒーに限らず誰にでもきっと、ある事なわけで。

昨日「3月9日」だったのであの曲を聴いていたら、レミオロメンを知るきっかけになったこの曲を聴きたくなりました。彼らもまだ粗削りで、藤巻亮太の声も完全に完成され切ってはいないのですが、私はこの曲で聴くサビの歌い方が好きです。「響くがまま僕らはどこまでも」と高音で聴かせる藤巻君の声が、今となってはとてもノスタルジィ。

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