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Right On!/渚のオールスターズ [BAND]

88年、「Nagisa no Cassette VOL.2」収録。

メンズたちが歌い繋いでいく、割とシンプルな構成の曲。ですがそのメンズたち、とんでもない色気全開でやって来ます。歌詞に出てくる「お前」(おそらくとんでもない美女)をあの手この手で奪い合う感じなのですが、全員様々なパターンの攻め方で甲乙つけがたい艶っぽさ。ワイルド(前田亘輝)、ダンディ(織田哲郎)、オトナの余裕(かまやつひろし)、セクシー(栗林誠一郎)、C調(伊藤一義)ってな感じで。本当にただただメンズたちがわちゃわちゃしている曲なんです。この豪華な歌い手たちにしてみれば、センターマイクを美女に見立ててるのかなと思うほど、とにかく主導権の奪い合いな一曲。かっこいい。

この曲、元々TUBEのアルバムに入っているのは知ってたので単にそれのカバーだと思ってたんですけど、もっと遡ってスピニッヂ・パワーの「RIDE ON」という原曲が存在するってことを最近知りました。「RIDE ON」は全編英語詞でディスコミュージック。イントロにその名残りがありますよね。で、そのスピニッヂ・パワー。Being創始者の長戸大幸が1978年に作った、メンバーが流動的で洋楽か邦楽かもハッキリさせないグループだったらしいのですが、この曲の頃(79年)のVocalは織田哲郎。原曲の作詞は亜蘭さんと織田さんの共作だそうです。というわけで、TUBEのカバーというより織田さんの手に戻ってきた一曲でした。当時のスピニッヂ・パワーを知る人からすれば、織田さんが日本語の歌詞でこの曲を歌ってるってだけでかなり凄い事だったんでしょうね。

栗林さんはバラードなんかの静かな歌い方のイメージも強いですが、割とハードな歌唱の方が好きだったりします。渚のオールスターズなら「Summer Illusion」が一番好き。色っぽい。そして大好きな伊藤一義さんの声も堪らない。とっても重たい織田さんもいいし、とっても軽い伊藤さんもいい。ワンフレーズを二回歌うだけなのにあの存在感が出せるかまやつさんも凄いですが、そのかまやつさんを囲む若手たちのはしゃぎっぷりがまた凄い。楽しそう。そして前田さんの「I wanna love you」がだいぶカッコいい。

子供の頃聴いていたときは「ノリのいい曲だな」くらいにしか思ってなかったんですが、今聴くとかなり素敵。実力者による大人の遊びですね。
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