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そして僕は途方に暮れる/大沢誉志幸 [SOLO・M]

84年、シングル。

色褪せない名曲。イントロからアウトロまで、絶え間なく流れる切なさ。大沢誉志幸の声と淡々と流れる演奏がとても綺麗です。35年前?嘘でしょう? ひとっつも古さを感じないけれど、古めのスポーティな車のカーステレオで聴くのがとても似合う曲。歌詞に出てくるのはリムジンですけど。そしてもちろんMP3やi podではなく、カセットでね。

作詞の銀色夏生さんが大好きで。子供の頃、なけなしのお金でたくさん詩集を買いました。確かこの曲の歌詞もなんかの本に載っていて、それで初めて知ったのでした。だから曲よりも詞を先に読んだんです。当時は全然子供でしたから、「ひとつのこらず君を悲しませないものを」の表現が難しくて、何度も何度も読み返しました。想像するしかない大人の世界でしたけれど、とても、とても素敵な恋の歌。失った恋ではあるのですが、それもまた大人の世界。
そんなこんなで、そのあとで大沢さんの歌を聴くことになります。「これか!あの詩のやつ!!」と思いながら。活字で読んでいたイメージを、何一つ崩さないメロディと声でした。ハスキーな声が堪らない。福山雅治のカバーも好きで(福山エンヂニアリング)よく聴いていましたが、大沢さんのを聴くと「本物だなぁ」と思うし、同時に福山さんこの曲好きなんだなーというのが伝わってきてとても気分がいいのです。

余談ですが、大沢誉志幸「Serious Barbarian」のジャケ写、めっちゃカッコいい。
タグ:大沢誉志幸
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