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TEDDY BOY/種浦マサオ [SOLO・M]

「夕暮れ」の最後の方で触れた曲です。音源化は多分されていないし、おそらく結構昔に作った曲。1990年辺りだとか。種浦さんの公式チャンネルの弾き語りで聴いたのが初めてだった(と思う。もしかしたらむかーしライブで聴いていたかもしれませんけど)のですが、えらいハマりました。

音源化されてない曲ってオフィシャルの正解がないので凄く好きです。ちょっとしたアレンジの違いとかがあってどれがベースなのか最早分からないけれど、その時の歌い手の感情やテンション、フィーリングなんかがストレートに伝わってくる気がして。その時々の正解が、毎回存在するんです。「不正解」や「間違い」「ミス」がそこにはない。ライブでしか聴いたことがない曲って、その希少価値も含めてですけどとても好きです。
この曲は配信されている弾き語りが数本あるんですが、全部ちょっとアレンジが違ったりちょっと歌詞が違ったりしています。間違っただけかもしれないけど、それがすごく良い。全部いい。

この歌、とにかくキーが高いんですが、この高音の種浦さんの声がとても好きです。声の出し方が色っぽくて、少し哀し気に響いて。「一方的に別れを告げてきた彼女への未練が捨てられない哀しい男の詞」にさらに哀しさを上乗せさせるようでね。メロディラインも奏でるギターも、高く響く声も、全てが気持ちいい。シルクロードを走る列車の中で作った曲らしいのですが、シルクロード感はゼロですね(笑)。種浦さんらしく街角感が凄い。(街角感ってなんだろう…)

やっぱりどれを聴いても、昔のままの声ですごく安心する人。この曲をずっと聴いているせいか、久々に「おとぎ話になって」のCD音源聴いたら思ったよりキーが低くてびっくりしました。弾き語りで聴く方が声の伸びが良くて、20数年前より今の方が断然かっこいい。しっとりした、湿度のある声質。あと純粋に歌が上手い。低音の語尾を丁寧に歌うところがとても好きです。母音を丁寧に発声するところも。凄く気持ちの入っているのが伝わる、素敵な歌い方。湿度のある声質って言いましたけど、軽く歌えば五月雨のような濡れ方になるし、がなるように歌えば土砂降りにもなる、そんな感じです。
数年前に配信してた「名曲の関西弁ver.」は非常に面白いし、とにかく歌の上手さが際立っています。英語の歌詞の発音がキュンとするんですよー。「赤いスイトピー」とかね。ちなみに私は、特に「壊れかけのラジオ」がお気に入り。『わいの身体が昔より』『星を眺めとったわな』とかの完全にどうかしている歌詞を熱烈に歌い上げるのが最高です♡ もう原曲じゃ物足りなくなりそうで怖いですが…。フルコーラスで聴きたいわぁ。radioじゃなくてラジオ。アクセントが関西弁。あー素敵だわー。
タグ:種浦マサオ
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