大人の国のアリス／谷口宗一

94年、だったかな。確か。アルバム収録。

数え切れないほどデビューを繰り返した谷口宗一の、メジャーソロ時代の曲です。BAKUの頃から好きでしたが、唯一ライブに行くことができたのは、「mustard」時代。確か、イギリスだかから帰ってきてどうのこうの、の頃だったように思います。（記憶曖昧）
BAKUの頃やソロデビューしたての頃の粗削りさが取れて、この曲は等身大。若い頃は「大きく、強く、明るく」を少し無理してでも表現していたように思うんですよね。一方この曲は、メロディーも、テンポも、ファンタジーな歌詞も、この当時の彼の歌い方や声質にとても合っていて無理がないんです。若い頃から歌い続けていた彼の歌う、「青春は過ぎ去ったけれど大人にもなりきれない」感が、たまらなく胸をくすぐります。彼ならではの、説得力。「見えてるものだけを信じないで」って良い歌詞だなあ。
高めのキーを苦しそうに歌うことが多い谷口君でしたが、「ウサギの穴に落ちて行けばいい」の辺りは気持ちいい。サビのメロディーもとてもきれいです。

童顔で若々しくて、いつまでも可愛いなーなんて思ってましたが、もうそれなりな年齢なんですよね。久々にHPを拝見しましたが、やっぱり相変わらず可愛らしかったです。で、ライブ情報に「ドラムス　加藤英幸」ってあったんですが、もしやBAKUの？？

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