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pure soul/GLAY [BAND]

同名アルバム収録。98年。

私と同世代くらいならば、おそらく青春の終わりかけにこの曲と出会い、最初は「良い歌だなあ」くらいしか思っていなかったものが1・2年後に改めて聴き返してみたらあまりにもズシリとくる歌詞に息を呑む、という経験をしている人が多いのではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。初めて聴いたのは、人生の岐路に立つ前なのです。そしていざ岐路が見え始めた時、この歌の意味が痛くてたまらなくなるんです。
この時代、ちょうど自分の周りには「夢を追い続ける人」と「夢を諦めた人」が半々くらい居て、果たして自分はどちらの道を歩くべきなのか、ずっと決めかねていました。今に不満はないけれど、不安はある。後悔はしたくないけれど、冒険は怖い年齢にもなってしまった。守りたいものもある。でも悩んでいる時間ももうそんなにない。きっとそれはこの年代の、誰しもに当てはまる感情なんでしょう。それを見事に、本当に見事に表現したこの一言。つまり、「未だ 夜明けは遠く」。
歌詞のどこをとっても、どの時代の若者でも頷ける珠玉のフレーズ。イントロの鍵盤が切なさを盛り上げて素敵です。他のアーティストにはできればカバーなんてして欲しくない、TERUの声でこそ映えるメロディー。

今の私が持つ人生観に、間違いなく影響を与えた一曲です。この曲がなければ、私の20代はもっともっとちっぽけでした。

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