湘南My Love／TUBE

91年、シングル。アルバム「湘南」収録。

以前「LOVE　SONG」でも書いたとおり、この時代の前田さんの声が一番好き。この時代、というよりもっと言ってしまえばこの曲の、声。私にとって、とてもとても、思い出深い曲です。最初に買ったTUBEのアルバムはこの「湘南」で、一曲目はこれでした。まあ、シングルも持ってるんですけどね。どっちを先に買ったんだっけな？　シングル盤のc/wも好きでした。

初夏リリースですが、ストーリー的には晩夏の曲。ワンコーラスが短くて、構成はとてもノーマル。とにかくBメロの歌詞が最高に素敵。３回出てきますが、３回とも詩的で素敵。旋律も歌い方も、詞の綺麗さを引き立たせているように美しく、胸が締め付けられます。終わってしまった恋の描写と、響くサックスの音と、春畑道哉のギターソロと。切なくて切なくて、美しくて。
「江の島が」の歌詞で始まるあたり、このアルバムのトップにふさわしいなあ、と。ちなみに「鵠沼」の地名はこの曲で覚えました。読めて書けるようになったのもこの曲のおかげ。

余談ですが梅雨の中休み、病んでいるメンタルを浄化するため一人で江の島方面に旅をしてきました。ひたすらTUBEを聴きながら、否が応でもテンションをあげて来ようとしたのですが、一曲目にこれを選んでしまったせいでなんだかしっとりセンチメンタルに浸ってしまいました（笑）。寄せては返す波をただただ20分くらい見続けちゃったりして。まあ、浄化は出来ましたけどね。

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