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駅/竹内まりや [SOLO・F]

87年、セルフカバー。

初めて聴いたのは、映画のCMだったかな。当時はまだ子供で、綺麗な歌だなあくらいにしか思っていませんでしたが。
竹内まりやの曲はどれも好きだけど、やっぱり一番はコレですかね。「もう一度」もいいけど、「マンハッタン・キス」もいいけど・・・。バラードではやはりこれが格別ですね。サビの唄声がとにかく好き。'“艶のある”とはニュアンスの違う色気が漂う歌い方で、そしてあの歌詞。結婚して仕事をセーブしている最中の作品だとはとても思えない、素敵な曲です、本当に。
当時彼女は32歳。この歌詞に出てくる二人はおそらく等身大の年齢でしょうね。でも、恋愛をしたことのある人ならばきっと胸に刺さるであろうリアリティ。そしてそれはどんなに上の世代であろうと、ノスタルジックな思いとともに胸に刺さる不変の想い。「ひとつ隣の車両に乗り」というフレーズが、気付いて欲しいけれど気付いて欲しくない複雑な心情を的確に表していて、とても美しい。この部分の歌い方も凄く好きです。

個人的に竹内まりやと松任谷由実の歌詞は、どの世代の女性にも通用するスタンダードだと思っています。だって、「昔の恋人を偶然駅で見かけて目で追った」ことがなくても、「安いサンダルを履いて出掛けた日に限って遊び人の元彼に逢った」ことがなくても、「彼のベッドの下に真珠のピアスを片方捨てた」ことがなくても、「シャツを着る男の背中を切ない気持で眺めた」ことがなくても、伝わるんです。その彼女の心情が。胸をくすぐるように、切なく痛く、感情移入できるんですよ。
タグ:竹内まりや
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