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boys be/竹内電気 [BAND]

2009年、アルバム「SHY」収録。

竹内電気を初めて聴いたのはこの曲で、PVで見たビジュアルのインパクトの強さにくぎ付けになりました。詞が描き出すダメ男の心の葛藤が見事で、歌っている二人のビジュアルとシンクロさせるとそれはもう堪らない説得力。PV見ててとにかく驚いたのは、斉藤君の声の綺麗さとロングヘアーが案外サラサラな事でした。あと、動きが機敏。
サティフォのギターが凄く好き。口開けて弾いてる姿も好き。でもこの曲のギターソロは他のどれにも増して格別です。PVでのシーン通り、一斉に走り出すようなそんなイメージで。大人になってから好きなバンドができるのは久々だったので、竹内電気を知るきっかけとなった「boys be」は、私にとって大切な大切な曲です。

2011年に斉藤君が脱退してからは、正直に言うと積極的に聴くこともあまりなくなっていて、今回解散のニュースを聞くまでは山下君が脱退したことすら知りませんでした。思うところは勿論いろいろあって、悲しい気持ちや悔しい気持ちもたくさんありますが、ただ一つ口に出すとしたら、残念、です。だって本当に、素敵な音楽を奏でる彼らだったのに。好きなバンドが解散するってこと自体最近じゃそんなに無いわけで、思春期当時の熱狂的な想いが現在あるわけではありませんが、それでもやはり虚無感はそう簡単に拭えるものではありません。ファンには、虚無感しかありませんから。見送るわけでもさよならを言うわけでもない、ただ好きなものが無くなってしまうという虚無感です。好きなものが、好きなままで姿を消してしまうのに、さよならなんてとてもじゃないけれど言えないですから。
本人達にはきっと言えない事もたくさんあるでしょうが、竹内電気解散のニュースが流れてから斉藤君がtwitterでそれに関して言及していました。彼の、その思いに涙が出ました。
「音楽は死なないから。きれいごとでもなんでもなくて本当にそうなんだよ。」
虚無感を拭えない私のようなファンが欲しい一言は、きっとこれなんだろうなあ。

そんな斉藤君が書いたこの曲の歌詞。「ひょっとしろ!運命」は、音楽史に残る名フレーズだと思います。
タグ:竹内電気
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