SUMMER DREAM／渚のオールスターズ

87年、「NAGISA NO CASSETTE VOL.1」収録。

TUBE版ではなく、渚のオールスターズ版です。前田亘輝、亜蘭知子、織田哲郎の順で歌い繋いだ、これ以上なくオシャレなアレンジの曲。カセットテープがスタートした後、静かに始まる波の音。歌い出しの歌詞のように、そしてこのアルバム名のように、まさに渚のカセットなんですよね。特徴的な3人の声がそれぞれ魅力的で、本当にこの3人で作ったんだなぁ、と実感します。TUBEの原曲あってこそ更に栄えるアレンジではありますけど、こんなにオシャレな日本語歌詞の曲って有り得る？と思う程本当に素敵。それぞれ、歌い出しが素敵なんですよね。前田さんの「渚のカセット」、亜蘭さんの「砂のアスファルト」、織田さんの「乱反射している」。このワンフレーズで、一気にそのボーカリストの空気になるんです。原曲はこれから海に向かう感じ、対してこちらはもう浜辺に近いカフェにでもいるような、そんなイメージ。あくまで個人的見解ですが。
この曲だけでなく、アルバム全体がとっても素敵な作り。曲間にはCaptain GeorgeがDJを務め、一つの番組のように仕上がっています。だからね、CDをシャッフルで聴くには向かないんですよ、これ。だけど順番に聴くと、本当にカッコよくてね。「SUMMER　DREAM」は一曲目。渚のカセットの、始まりなんです。

そんなこんなで、最近はTUBEを聴きまくり。2~3年に一回、自分の中でこういうブームが来るんですよねー。今年は彼らも30周年ですし、ベスト買っちゃおうっかな。

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